テラス屋根

保証が切れないテラス屋根?!独立テラス屋根を専門店が詳しく紹介!

LIXIL 独立テラス テラスSC

(参考画像:LIXIL テラスSC)

雨の日でも洗濯物が干せて便利なテラス屋根ですが、設置すると住宅の保証が切れてしまう可能性があるというのは、皆さまはご存知でしたでしょうか?

せっかく建てた家なら長く安心して住みたいものですし、テラス屋根も保証が切れることのないものを設置したいですよね。そこで本日は、住宅保証の切れない「独立テラス屋根」についてご紹介をして参りたいと思います。

なぜテラス屋根を設置すると保証が切れるのか

 

テラス屋根やサンルームなどの設置方法が問題となります。

テラス屋根を固定するために、柱の埋め込みと壁に穴をあけて下の写真のような長いねじを打ち込む必要があります。

テラス屋根 コーチねじ

打ち込んだねじは壁を貫通し、構造材(住宅壁内の柱)に固定されます。

つまりは、テラス屋根を設置すると壁に穴が開いたり、柱にねじが打ち込まれたりするわけです。

ともすると、住宅メーカーとしては壁に穴が開いていない状態、柱にねじが打ち込まれていない状態で…「〇〇年保証します!」といった訳ですので、完成当初の状態から様子が変わった住宅の保証を切ったり、保証内容を変更したりすることはご納得いただけるかと思います。

また、雨漏れなどはどこが起因しているか非常に分かりづらいケースもあります。自分たちが作ったものであれば、雨漏れが起きたとしてもある程度判断もつくものですが、他の人によって手を加えられたとなると、その判断や対処も難しいものとなってしまう場合もあります。

そういった理由から、一部のハウスメーカーではテラス屋根を設置(外壁への加工や構造材の改造)すると、住宅の保証の失効、保証内容の変更などが発生する可能性があります。

住宅保証切れのイメージ

 

ポイント

テラス屋根の設置が認められていて、設置する商品や工事方法によって保証が失効しないケースもございます

まずは、ハウスメーカーと契約した際の契約書や保証証書などの資料を確認して、設置ができるかチェックが必要です。それでも分からない場合は、ハウスメーカーの担当営業に「テラス屋根を設置しても大丈夫ですか?」と直接確認をとりましょう。

これから家の購入を考えている場合は、テラス屋根の設置が可能か契約前に忘れずに確認しましょう。

 

住宅保証の切れない独立テラス屋根

それでは、保証が切れてしまうとなった場合は、テラス屋根を諦めなければいけないかと言うと…そんなことはないんです。

これからご紹介する独立テラス屋根であれば、外壁に穴をあけることや、柱にねじを打ち込む必要もないので、保証が切れることなくテラス屋根を設置できるんです。

 

独立テラス屋根の構造

独立テラス屋根は、テラス屋根同様に柱と屋根によって構成されていますが、壁への固定(ねじ打ち)が必要ありません。

カーポートのように、柱のみで屋根を支えています(独立して建っています)。

独立テラス屋根の構造

(参考画像:LIXIL テラスSC)

独立テラス屋根の施工上の決まりで、家から10㎝程度離して設置する必要がありますが、オプションの「すき間ふさぎ材」を使えば、すき間から雨が侵入してくる問題も解決できます。

躯体すき間ふさぎ材

 

ポイント

他にもこんな理由でテラス屋根の設置ができないことがあります。

  • 外壁がレンガ張りやタイル張りで設置できない
  • シャッターボックスが軒天までびったりついていて設置できない
  • エアコンダクトや照明などの干渉物があって設置できない

このような場合でも、独立テラス屋根であれば設置が可能となります。テラス屋根が設置できないと言われてしまった場合でも、諦めずに独立テラス屋根での設置ができないか専門家に相談してみましょう。

 

独立テラス屋根のバリエーション

 

2本柱タイプ

柱が2本で構成された独立テラス屋根。柱の位置によって、さらに3タイプにわけることができます。

2本柱タイプ(LIXIL フーゴ テラスタイプ)

(参考画像:LIXIL フーゴテラスタイプ)

柱が家と逆側に付くタイプ

もっともポピュラーなタイプ。

比較的価格も安く、商品種類も豊富です。

柱が中央につくタイプ(LIXIL テラスVB)

(参考画像:LIXIL テラスVB)

柱が中央に付くタイプ

柱が屋根の中央につきます。

設置場所に障害物がある場合や屋根の先端付近を広く使いたい場合にはおすすめです。

柱が家側につくタイプ(四国化成 スマートトップ)

(参考画像:四国化成 スマートトップ)

柱が家側に付くタイプ

柱が屋根のはじまり(家側)につきます。

室内から見たときに、テラスの柱が見えないため窓からの景色がすっきりして見えます。

 

4本柱タイプ

柱が4本で構成された独立テラス屋根。

2本柱タイプに比べて柱が多い分、間口・出幅ともに大きなサイズを選ぶことができます。デザイン性の高い商品も多くあり、家族の集まるスペースを作り出すことができます。

4本柱タイプ(三協立山 ナチュレS)

(参考画像:三協アルミ ナチュレS 独立タイプ)

 

パーゴラタイプ

パーゴラとは、もともとイタリア語で“ブドウ棚”を意味します。

屋根の骨組み部分が格子状に組まれていて、垂木が飛び出た特徴的なデザインをしています。これひとつでお庭の雰囲気がおしゃれな空間に変わります。

パーゴラタイプ(YKKAP サザンテラス(パーゴラタイプ))

(参考画像:YKKAP サザンテラス パーゴラタイプ)

 

多本柱タイプ

サイズや屋根の形状を自由に作ることのできるタイプ。

設置には専門的な設計が必要となる可能性が高いですが、周囲の目を引く魅力的なスペースを作り出すことができます。

LIXIL プラスG Gフレーム フリープラン

(参考画像:LIXIL プラスG Gフレーム)

 

ここに注意

下図のように、基礎が逆T字形状(布基礎)となっている場合があります。

建物のそばに柱が建つタイプをお選びの場合は、事前に基礎がどのような形状をしているか、どのくらいの深さに埋まっているかを確認しておきましょう。

 

独立テラス屋根の設置費用

 

LIXIL フーゴ F テラスタイプ

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LIXIL フーゴ F テラスタイプ

独立テラスの種類 2本柱タイプ

耐積雪強度20cm相当

耐風圧強度42m/秒相当

設置費用 約152,000円~(税込・工事費込み)

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LIXIL テラスVB

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LIXIL テラスVB

独立テラスの種類 2本柱タイプ(中央柱タイプ)

耐積雪強度20cm相当

耐風圧強度42m/秒相当

設置費用 約190,000円~(税込・工事費込み)

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LIXIL テラスSC(アルミカラー)

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LIXIL テラスSC アルミカラー

独立テラスの種類 2本柱タイプ

耐積雪強度20cm相当

耐風圧強度42m/秒相当

設置費用 約274,000円~(税込・工事費込み)

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LIXIL テラスSC(木調カラー)

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LIXIL テラスSC 木調カラー

独立テラスの種類 2本柱タイプ

耐積雪強度20cm相当

耐風圧強度42m/秒相当

設置費用 約326,000円~(税込・工事費込み)

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ウッドデッキやタイルデッキとの組み合わせもおすすめ

施工例 テラスSC-オンデッキ

(参考画像:LIXIL テラスSC & LIXIL タイルデッキ)

独立テラス屋根とデッキの組み合わせでラグジュアリーな空間を演出。

地面から上がった位置にウッドデッキやタイルデッキの床面をつくることで、リビングからの出入りもしやすくなります。

使いやすさがグッとあがるオプション

オプション サザンテラス-天井カーテン付き

天井日除け

リゾートのテラスを思わせるようなキャンパス地の日除け。テラスが憩いの空間に変わります。日差しを和らげるとともに、上からの視線を遮ります。

オプション サザンテラス-前面パネル付き

前面パネル

前面にパネルを付けることで、前からの視線を遮ることができます。洗濯物も気兼ねなく干せて、プライバシーを守ります。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

生活にとても便利な「テラス屋根」ですが、住宅保証の失効リスクや設置できない状況もございますので、そのような場合には独立テラス屋根の設置も検討しましょう。

独立テラス屋根のまとめ

  • テラス屋根は住宅の躯体に穴を開けるため、保証が切れる可能性がある。
  • 独立テラス屋根は躯体に穴を開けたり、ねじを打たないため、住宅保証が切れない。
  • 独立テラス屋根のバリエーションは「2本柱タイプ」、「4本柱タイプ」、「パーゴラタイプ」、「多本柱タイプ」。
  • 「2本柱タイプ」は柱の位置によって、さらに3タイプに分けられる。
  • 設置費用の目安は約15万円~。

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