
(参考画像:LIXIL 機能門柱 FS)
ご存知の方も多いかもしれませんが
機能門柱とは門まわりに必要な機能がまとまったエクステリア商品です。
最近の住宅ではオープン外構が流行しているため、おしゃれな機能門柱を見る機会も多くなったのではないでしょうか?
しかし、いざ機能門柱を選ぶとなると驚くことがその種類の多さなんです。
機能門柱は表札やポストなどをひとつひとつ選んでいくので、その組み合わせは何十通り以上にもなり、選ぶことは案外大変です。
そこで今回は…
機能門柱をスムーズに選ぶことができるよう、各アイテムごとに選び方のポイントをご紹介いたします。
ぜひ自分に合ったものを選ぶことができるようご参考にしてみてください。
この記事の目次
機能門柱とは?
機能門柱とは「表札、ポスト、インターホンなど」門まわりに必要な機能をひとまとめにしたエクステリア商品です。
すこし前までの外構工事では、ブロックを積んだ壁(門袖など)に表札を貼り付け、ポストを設けるパターンが門まわりには多く見られていました。
しかし、時代の流れとともにブロック壁を要さない「オープンスタイル」の外構デザインが多くなったことから、機能門柱が必要とされて多く設置されるようになりました。
狭い敷地でも小スペースで建てられることや、1日で完成するほどの短工期、施工コストも安いなどのメリットも、設置されるようになった理由かと思います。
これまでのスタイル
メリット
- 防犯性が高い
- 重厚感があるようなデザインがつくれる
デメリット
- 工期がかかる
- 費用がかかる
機能門柱
メリット
- 狭いスペースでも設置可能
- 短工期でつくれる
- 費用が抑えられる
デメリット
- 私有境界があいまいで、防犯性は比較的低い
機能門柱の構成
基本的な構成
本体ポールに必要なアイテムを取付けていきます。
「照明、表札、インターホン、ポストなど」が取付けできます。
生活スタイルに合わせて、自分好みの機能門柱をカスタムすることができます。
門袖型(ウォールタイプ)

(参考画像:LIXIL ウォールスクリーン ファンクション門袖)
機能門柱の中でもワイドの広い「門袖型(ウォールタイプ)」というものもあります。通常の門柱型と比べて存在感が強くデザイン性も高いです。
専門店が教える機能門柱選びのポイント
それでは本題の「機能門柱を選ぶポイント」を項目ごとに解説していきます。
それぞれ理解して自分に合った機能門柱を選べるようになりましょう!
各アイテム選び
表札
表札選びのポイントは「目立つことと好きなデザインを選ぶこと」
目立つといっても「悪目立ち」するような突拍子もないものを選ぶのではなく、来訪者に視認してもらいやすいものを選ぶことが重要です。
せっかく表札をつけたのに、小さい文字や見にくいものなどを選んでしまって、誰にも気づいてもらえなかったら本末転倒になってしまいます。
また、表札は機能門柱の中でも重要な部分です。適当に選ぶことなく、時間をかけてでも気に入った表札のデザインを選ぶことで愛着もわきます。
表札の種類
シールタイプ
シールになった文字を貼り並べるタイプ。基本はアルファベットでの表記になります。経年劣化ではがれたり、破れたりする心配があります。
セパレートタイプ
1文字1文字が個別のパーツに分かれていて、素材はステンレスなどで作られています。シールタイプよりも立体的になり、存在感が増します。
切り文字バー付きタイプ
セパレートタイプがバーでつながったようなものになります。素材はアイアンなどの金属製のものが多く、取付け面から少し浮いているので立体感のある陰影ができます。照明などと組み合わせるのがおすすめ。
プレートタイプ
プレート内に文字がデザインされている人気のタイプです。素材(ガラス、焼き物、金属など)が多種あり、バリエーションが豊富。表記も漢字、アルファベット、どちらも併用などフォントの自由度も高いです。
メーカーによっては、CGシミュレーションなどで表札の作成例をイメージ化するサービスを行っているところもあります。気に入った表札を選ぶためにも、このようなサービスも積極的に利用しましょう。
ポスト
ポスト選びのポイントは「収納能力・開閉方法・開錠方法」
収納能力
ポストには収容能力(ポストに入れられる郵便物の最大サイズ、入れ口の大きさなど)が記載されています。
例えば、ゆうメールなどのメール便の最大サイズ【340mm×250mm×30mm】なども受け取る可能性がある場合には、それ以上の容量をもつポストが必要になります。
また新聞などをとっている方などは、ある程度大きいサイズのものにしておいた方が、しっかりとポスト内に収納されて雨に濡れる心配もありません。
開閉方法
設置場所や生活スタイルから考えて、取出し易い開閉方法を選びましょう。
前入れ・前取出し
郵便物をポストの正面扉を開いて取り出し。
アプローチ幅が短く、門柱の背に住宅壁などがある場合などに使用します。
前入れ・後ろ取出し
郵便物をポストの背面扉を開いて取り出し。
玄関前に設置することで、郵便物の取り出しが最短距離で行えます。
前入れ・横取出し
郵便物をポストの側面扉を開いて取り出し。
前出しと後ろ出しの中間タイプで、無駄な動線なく取り出しができます。
開錠方法
開錠がしにくいタイプは、そのうち鍵をかけるのが面倒くさくなってしまいます。「開錠しやすく・セキュリティの高い」バランス感をもって選びましょう。
ダイヤル錠
任意の番号にダイヤルを回して合わせ開錠します。
低コストで開錠は楽ですが、比較的防犯性は低いです。
プッシュ錠
数桁の番号を任意に押して開錠します。
ダイヤル錠に比べると、組み合わせの数が多く防犯性が高いです。
電子錠
タッチパネルで暗証番号を入力して開錠します。
操作盤が光るので夜間での操作がしやすく、扉を閉じれば自動で施錠で安心。
インターホン
インターホン選びのポイントは「有線タイプか無線タイプか」
主要メーカー(パナソニック、アイホン)の製品ごとに細かい機能があるので、機能によってインターホン選びをすることはここでは割愛しますが…
インターホンには「有線タイプ」と「無線タイプ(ワイヤレス)」があります。
有線タイプ
無線タイプ
無線タイプは「通信線の配線工事(電気工事)」が不要なため、工事に付随する費用が安くなりますが、親機(室内モニタ)からの映像や音声にラグがあったり、玄関子機(屋外カメラ)の電池交換が必要になったりします。
有線タイプは配線工事が必要となりますが、電池交換の必要性もなく、映像や音声については快適に利用することができます。
機能門柱へのインターホンの取付け方について
機能門柱の種類によっては、インターホンの取付け方法を「露出取付け」と「内蔵取付け」が選べます。

露出取付けタイプ
露出取付けのメリット
- 内蔵取付けに比べでて低コスト
- 電池交換などのメンテナンスがしやすい
露出取付けのデメリット
- インターホンが汚れやすい
- 防犯性(いたずら対策)が弱い

内蔵取付けタイプ
内蔵取付けのメリット
- インターホンが汚れにくい
- 防犯性(いたずら対策)が強い
内蔵取付けのデメリット
- 露出取付けに比べて高コスト
- メンテナンス性は悪い
照明選び
照明選びのポイントは「付けない場合のデメリットを知る」
照明は他アイテムに比べると必須ではないため「付ける・付けない」を選択する必要があります。
- 表札が暗くて見えない
- 訪問者が機能門柱を認識できない
- ポストの開錠に不便
照明がないことによるデメリットは上記のようなものが考えられます。これらのデメリットを理解した上で、照明の有無を判断しましょう。
個人的には、照明を付けることで機能門柱自体や表札が美しく見えたりするため…付けることをおすすめします。
外構の中心となることの多い機能門柱に照明が灯ることで、気持ちも明るく豊かになります。
カラー選び
玄関とのコーディネートがベター
道路から見たときに、機能門柱と玄関ドアのカラーが統一されているとアプローチ空間にまとまりが生まれます。
最近は玄関ドアに木調カラーを採用する傾向があるため、機能門柱も木調カラーを選ぶお客様が多いです。

(参考画像:LIXIL 機能門柱 FS オーク色)
機能門柱と玄関ドアが直線状に見えない場合や、玄関ドアから離れた位置に機能門柱がある場合は、機能門柱を「シンボルエクステリア」としてプランを考えるのもひとつです。
特に門袖型などは目立つデザインのため、機能門柱を中心としたデザインも成り立ちます。

(参考画像:YKKAP ルシアスウォール HE01型)
使いやすい設置場所
アプローチ(動線)上に置くことがマスト
何か特別な理由がない限りは、道路から玄関までのアプローチ(動線)上に機能門柱を設置しましょう。
玄関から「近い場所」「遠い場所」どちらが良いか

玄関に近い場所に設置
メリット
- 雨の日や寒い日でもすぐに郵便物が取れる
デメリット
- 建物に近いため、来訪者に室内などのプライベートゾーンを見られる可能性がある

玄関から遠い場所に設置
メリット
- 訪問者にポストの位置を認識してもらいやすい
- 建物から遠いため、プライベートゾーンを見られる可能性が低い
デメリット
- 郵便物を取りに行くのが億劫になりがち
使いやすさがグッとあがるオプション
宅配ボックス
機能門柱のポストでは受け取ることのできない大型郵便物の受け取りが可能。
機能門柱に組み込むことで、ポストと宅配ボックスをまとめて設置することができます。

(参考画像:LIXIL 機能門柱 FS 宅配ボックス付き)
コンセント
門柱の根元に設置することで屋外用のコンセントとして使用できます。
電気自転車の充電や屋外工具の電源などに使用できるので便利です。
機能門柱に照明をつける場合などは、一緒にコンセントをつけてみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
冒頭でも書きました通り…
オープン外構が多くなった昨今では、機能門柱の需要が高まり、住まいの顔ともいえるエクステリアとなりました。
各メーカーでバリエーション豊かに種々商品が出されていますので、ぜひ自分に合った機能門柱を探してみてください!
当記事のまとめ
- ポイント①:表札は「目立つことと好きなデザインを選ぶこと」
- ポイント②:ポストは「収納能力・開閉方法・開錠方法をチェック」
- ポイント③:インターホンは「有線タイプと無線タイプがある」
- ポイント④:照明は「付けない場合のデメリットを理解して有無の判断をする」
- カラーは玄関ドアと同系色を選ぶのがベター
- 設置場所は玄関までの動線上がマスト
- 設置場所が玄関に近い場合は使いやすさが高まり、遠い場合はプライバシー効果が高まる
- オプションは宅配ボックスと屋外コンセントがおすすめ