スーパーやコンビニなどの駐車場によくある車止め、カーストッパーやタイヤ止めなどとも言いますが、自分の家の駐車場にもあるととっても便利です。
停車位置も分かりやすく、安全に駐車を行うことができます。
そんな車止めですが、結論から言いますと6,000円くらいで設置できます。
今回の記事では、車止めの設置にかかる詳しい費用から、正しい車止めの設置位置などについてご紹介をしたいと思います。
この記事の目次
車止めをつけるメリット
駐車位置の目印になる
車止めを設置することで駐車位置の目印となり、何度も切り返して車の位置を調整するなどの無駄を省くことができます。特に2~3台用のカーポート下に駐車するなどといったケースでは、互いの駐車位置を気にしないとどちらかが停められないなどといったことも発生しますので、そのようなケースでは、駐車位置の目印として車止めを有効に使うことができます。
事故を防ぐことが出来る
車止めを設置することで、車が下がりすぎて建物や塀にぶつけてしまうなどといった事故を未然に防ぐことができます。
車止めの施工方法
後述の車止めの設置費用をご紹介する前に、どのように車止めを設置するか簡単な施工方法と専門的な施工方法の2通りを説明したいと思います。
簡単な施工方法
コンクリート用接着剤や両面テープを使って設置する方法
step.1
設置場所の清掃
車止めの接着をよくするため、設置場所のごみやほこりをよく取り除く。
あわせて車止め自体の汚れも取り除いておく。
step.2
設置位置決め
車止めを設置する位置にチョークや墨出しを使って印をつける。
※設置位置については下記の「車止めをつける位置」をご参照ください。
step.3
車止めの取付け
車止めの底面にコンクリート用接着剤を塗りつけ、設置位置へ圧着する。
24時間ほどおき完全に固定されていることを確認する。※季節や天候によって放置時間は異なります。
メモ
コンクリート用接着剤(コンクリボンド、ブロック用接着剤)
コンクリート面に材料を貼り付ける際に適した接着剤。
ホームセンター等で1,000円程度で販売されています。
専門的な施工方法
アンカーと接着材を使って設置する方法
※コンクリート舗装上に設置するケースを紹介しております。アスファルト舗装上に設置する場合は施工方法が異なりますのでご注意ください。
step.1
設置場所の清掃
車止めの接着をよくするため、設置場所のごみやほこりをよく取り除く。
あわせて車止め自体の汚れも取り除いておく。
step.2
設置位置決め
車止めを設置する位置にチョークや墨出しを使って印をつける。
※設置位置については下記の「車止めをつける位置」をご参照ください。
step.3
孔あけ
車止めを設置位置に仮置きし、ハンマードリルをつかってアンカー用の孔を開ける。
孔を開けたら車止めを外し、孔に付着しているコンクリート粉を掃除する。
※使用するアンカーを確認して適切なサイズで孔を開けてください。
step.4
アンカーピンのセット
孔に受け(めねじ)をセットする。
入りにくい場合は、壊れないようにハンマーなどでたたき込む。
step.4
アンカーボルトの締め込み
車止めを設置し、アンカーボルトによって締め込み固定する。
あわせて車止め底面にコンクリート用接着剤を塗付することで、よりはがれづらくなります。
メモ
アンカーピン
ボルトと受け(めねじ)で構成されている。コンクリート面に孔を開け、受けを挿入してボルトを締め込むと、受けが広がりコンクリートに固定される。
ホームセンター等で1本300円程度で販売されています。
工法の違いは「車止めの強さ」に現れます。
専門的な施工方法で設置した場合は、基本的にはタイヤを車止めに当ててもズレることはありませんが、簡単な施工方法で設置した場合は、何度も当てていると取れてしまう可能性がありますので注意が必要です。
車止めをつける費用
車止め設置の費用目安を「簡単な施工方法」と「専門的な施工方法」に分けてご紹介します。※以下税抜
簡易な施工方法の費用
自分で設置した場合 6,000円程度
業者に依頼した場合 14,000円程度
- 車止め本体(幅60cm×2本)・・・5,000円
- コンクリート用接着剤・・・1,000円
- (設置を業者に依頼する場合の作業費・・・8,000円~)
専門的な施工方法の費用
自分で設置した場合 10,000円程度
業者に依頼した場合 21,000円程度
- 車止め本体(幅60cm×2本)・・・5,000円
- コンクリート舗装用アンカーピン(4本)・・・1,200円
- コンクリート用接着剤・・・1,000円
- 工具レンタル料(ハンマードリル)・・・1,000円
- ハンマードリル用ドリル刃・・・2,000円
- (設置を業者に依頼する場合の作業費・・・11,000円~)
車止めをつける位置
それでは車止めをいざ設置する際、どのくらいの位置に設置すれば使いやすいのかについて、一般的な設置間隔をご紹介いたします。
横方向の間隔
軽自動車…車止め同士の間に60cmの間隔をあける
普通自動車…車止め同士の間に70cmの間隔をあける
車種によってタイヤの間隔が多少異なるため、すべての車に対して上記の寸法が正しいと言い切れませんが、ほとんどの車は問題なく駐車できます。
参考値ですが、左右タイヤの中心の間隔は軽自動車で平均130cmほど、普通自動車で平均150cmほどです。上記の寸法で車止めを設置すれば問題なく駐車できる寸法であることが分かります。
前後方向の間隔
軽自動車…後ろの壁や障害物との間に30~50cmの間隔をあける
普通自動車…後ろの壁や障害物との間に100~120cmの間隔をあける
車が下がりすぎて建物や塀にぶつけてしまうなどの事故をふせぐためにも、適切な位置へ車止めを設置する必要があります。
ポイント
上記の寸法は、障害物への衝突を防ぐための寸法です。駐車後にハッチバックを開けると障害物と干渉するケースもあります。実際に自家用車のハッチバックの寸法を確認し、適した寸法を調べましょう。
実はバリエーション豊富な車止め
これまでコンクリート製のシンプルな車止めを例にあげて説明をしていましたが、実は他にもおしゃれな車止めやかっこいい車止めがありますので、最後にその中から数点をご紹介しようと思います。
※下記の商品の施工方法については「簡単な施工方法」、「専門的な施工方法」によらないものもございます。あらかじめご承知おきください。
金属製の高級感漂う車止め
- メーカー:株式会社オンリーワンクラブ
- 商品名:アルデコール フルートエディション
- 参考定価:26,000円(1本あたり)
- サイズ:W610mm×D130mm×H105mm
住まいのアクセントになる車止め
- メーカー:株式会社オンリーワンクラブ
- 商品名:カーストップバー
- 参考定価:27,600円(1本あたり)
- サイズ:W2000mm×D150mm×H250mm(設置埋込後はH100mm)
夜も存在感をしめす車止め
- メーカー:株式会社オンリーワンクラブ
- 商品名:ルナード ドット(LED付き)
- 参考定価:51,000円(1本あたり)
- サイズ:W700mm×D77mm×H75mm
※照明の点灯には電源供給工事が必要です。
緑に馴染む古木風の車止め
- メーカー:株式会社オンリーワンクラブ
- 商品名:オンリースリーパー・エッジ
- 参考定価:10,000円(2本セット)
- サイズ:W600mm×D120mm×H120mm
キュートなアニマル車止め
- メーカー:株式会社オンリーワンクラブ
- 商品名:アニマルカーストッパー
- 参考定価:15,400円(1本あたり)
- サイズ:W620mm×D200mm×H140mm
まとめ
いかがでしたでしょうか。
余談にはなりますが、コンクリート用の接着剤は綺麗に剥がすことができません。剥がすというより地面のコンクリートを一緒に削りとるので、車止めの跡は周囲のコンクリートと色が変わります。
逆に、アンカーピンによる施工であれば、アンカーが取れてしまえば小さな穴が空いているだけですので、モルタルで埋めるなどの補修が簡単にできます。
将来的に車の買い替え(車のサイズが変わる)などによって車止めの移設が必要になった場合では、専門的な施工方法の方が綺麗かつ楽に移設が可能ということになります。
そのようなことも踏まえ、費用・施工のしやすさ・強度についても総合的にみて自分にあった車止めをお選びください。
自分で車止めを設置する場合
簡単な施工方法では6,000円程度
専門的な施工方法では10,000程度
業者に設置を依頼する場合
簡単な施工方法では14,000円程度
専門的な施工方法では21,000程度
エクステリア工事に不安はありませんか?
本当に安心できるエクステリアづくりならジーエクステリア