
(参考画像:Panasonic COMBO-LIGHT)
ネット通販が広く普及し、様々なものがスマートフォンひとつで注文することができます。海外やその地方でしか販売されていないものを、自宅に届けることができるのは非常に便利ですよね。
しかし、配達時に家にいないと再配達になってしまったり、置き配指定にしても盗まれてしまう可能性があったりと、悩みとなる一面もあります。
そこで本日は、そんなお悩みを解決するエクステリア「宅配ボックス」の魅力や設置費用をご紹介するとともに、設置後に後悔しないための正しい宅配ボックスの選び方を解説いたします。
宅配ボックスとは?

宅配ボックスとは、大型の郵送物を受け取ることのできるポストのような商品です。
不在時にも届いた荷物を受け取ることができるため、再配達の面倒もなくなり、荷物を盗られてしまうしまう心配も解消します。
また、家にいても料理中や入浴中など、なにか理由があって対応ができない場合でも、荷物の受け取りを代わりに行ってくれるため非常に便利です。
配達業者を装った悪質な犯罪行為を行う物騒な事例も、宅配ボックスを設置することで未然に対処することができます。
宅配ボックスの魅力・メリット
荷物をいつでも受け取れる
時間指定の配達をしようにも、仕事が忙しく配達可能な時間には家に帰れないという方でも、荷物をいつでも受け取れます。すぐに使いたい商品もタイムロスなく手にすることができます。
防犯対策も安心
荷物を盗っていかれてしまったり、配達業者を装った犯罪行為を防ぐことができます。
接触が最小限
新型の感染症が流行し、外出や人との接触が制限される昨今であっても、対面して荷物を受け取る必要がないため安心です。
配達業者もうれしい
再配達は配達業者にとっても時間や手間をとられ難しい問題となっております。宅配ボックスを設置することでその問題も解決でき、荷物を受け取る側も罪悪感から開放されます。
宅配ボックスの種類
置き型(据置きタイプ)
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(参考画像:Panasonic COMBO-LIGHT)
玄関の前に置いてそのまま使うことができます。簡単に設置することができ、他のタイプと種類と比較すると低コストです。
ポール建て型(独立タイプ)
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(参考画像:LIXIL スマート宅配ポスト フレームタイプ)
宅配ボックスと地面に建てるためのポールが一体化しています。バリエーションが非常に豊富で、インターホンや表札と組み合わせることもできます。
壁付け型
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(参考画像:LIXIL 宅配ボックスKL 埋込みタイプ)
アプローチ手前の門袖や門塀に取り付けます。壁に埋め込んで固定するタイプと壁にねじ打ちで固定するタイプがあります。
専門店が教える宅配ボックス選びのポイント
それでは具体的に宅配ボックスを選ぶ場合、どのようなポイントをチェックして自分にあったものを選んでいくかを説明してまいります。
受取りできる容量を選ぶ
宅配ボックスのサイズは商品ごとに異なります。
設置したものの荷物が入らず結局再配達になってしまうことの無いよう、適したサイズ(容量)のものを選びましょう。
荷物サイズの目安
- 60サイズ・・・3辺の合計が60cm以下
- 80サイズ・・・3辺の合計が80cm以下
- 100サイズ・・・3辺の合計が100cm以下
- 120サイズ・・・3辺の合計が120cm以下

(参考画像:YKKAP ポスティモ 宅配ボックス1型)
YKKAP ポスティモ 宅配ボックス
受取り可能サイズ 幅280mm×長さ220mm×高さ220mm
受取りできる荷物 500mlペットボトル×12本入り箱など

(参考画像:LIXIL スマート宅配ポスト)
LIXIL スマート宅配ポスト
受取り可能サイズ 幅340mm×長さ330mm×高さ460mm
受取りできる荷物 2Lペットボトル×6本入り箱など
ポイント
2個目の荷物も受け取れるタイプ
宅配ボックスの仕様上、荷物を1個受け取ると扉がロックされてしまいます。
一日に複数個の配達されることが考えられる場合は、重ねて設置でき、2個目の荷物を受け取れるタイプなどがおすすめです。
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(参考画像:Panasonic COMBO-LIGHT(2段施工))
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(参考画像:YKKAP ポスティモ 宅配ボックス1型 ポール建て(2段施工))
防犯性を選ぶ
宅配ボックスを設置しても油断は禁物です。宅配ボックスごと盗られたり、鍵を開錠されてしまっては大切な荷物を守ることができません。
より安心して使うため固定方法と施錠方法をチェックしましょう。
固定方法
ワイヤーや接着剤で固定

あんしん度
玄関の前に置いて使う置き型の宅配ボックスなどをワイヤーや接着剤で固定します。専門技術を要する工事が不要な点がメリットですが、その反面簡単に外すこともできるため、セキュリティ性は低いです。
アンカーボルトで固定

あんしん度
アンカーボルトとは、コンクリートに埋め込んで使用されるボルトで、置き型の宅配ボックスなどを固定します。強度は高く持ち去ることは困難ですが、設置には専門的な技術と工具が必要になります。
地面に埋めて固定

あんしん度
ポール建て型を固定するために、地面に穴を掘りコンクリートで根巻き固めます。プロによる工事が必要になりますが、持ち去ることは非常に困難です。
壁に埋めて固定

あんしん度
ブロック壁とともに壁付け型を積み上げ、壁面に組み込み固定します。見た目の通り、取り外すことは難しく、セキュリティ性は非常に高いです。
施錠方法
南京錠

あんしん度
簡易的でローコストな施錠方法ですが、南京錠の壊し方も情報が広まっているため、やや安心性にかけます。
ダイヤル錠(プッシュボタン錠)

あんしん度
ダイヤルやボタンを使って暗証番号を3~4桁合わせて解錠するタイプ。定期的に暗証番号を変えることで防犯力も高まります。
シリンダー錠

あんしん度
付属の鍵を使って開け閉めを行うタイプ。鍵を失くさないよう注意が必要ですが、使いやすく人気の高い施錠方法です。
タッチパネル錠

あんしん度
パネル上に暗証番号を入力して解錠するタイプ。暗証番号を6桁程度まで設定することができ安全性も高いです。
ポイント
玄関ドアにも使えるタッチキー錠

(参考画像:YKKAP YKKAP ピタットkey ルシアス宅配ボックス1型)
YKKAPのルシアス宅配ボックス1型(ピタットKeyシステムタイプ)などは、専用のタグキーやカードキーをかざすだけで解錠を行うことができます。
暗証番号を覚えたり入力する手間もなく、スマートに宅配ボックスを使うことができます。
専用の解錠キーは玄関ドアとも共用できるため、鍵の数もかさばらず、紛失する心配も減ります。
機能性を選ぶ
商品の中には荷物を受け取る機能に加えて、そのほかにも便利な機能を備えたものもあります。
住宅やライフスタイルに合わせて、必要な機能を宅配ボックスにプラスしてみてはいかがでしょうか。
受け取り表示機能
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(参考画像:YKKAP-ルシアス宅配ポスト2型)
庫内に荷物があるか・ないかを一目で確認できるため、帰宅のたびに開けて確認する面倒がなくなります。
郵便受け(郵便ポスト)機能
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(参考画像:LIXIL スマート宅配ポスト)
葉書や封筒などの郵便物も受け取れる投函口がついたタイプ。郵便ポストを別途用意することがないため、省スペースで設置することができます。
照明機能
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(参考画像:LIXIL スマート宅配ポスト)
電源の供給が必要となりますが、ボックス内を照らし、庫内の確認がしやすくなります。取り残しを防ぐことにもつながります。
捺印機能
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(参考画像:三協アルミ フレムス)
ハンコが必要な受取りであっても宅配ボックスにセットすれば、捺印を行ってくれて荷物の受取りができます。
受け取り通知機能

宅配ボックス-受け取り通知機能イメージ
荷物を受け取るとスマートフォンなどに通知が来ます。カメラが付いたタイプなら誰が届けたかを確認することもできます。
集荷依頼機能

(参考画像:LIXIL スマート宅配ポスト イメージ)
宅配ボックスに配達したい荷物を入れて業者に集荷を依頼。集荷用の暗証番号(1回限定)が設定できるものもあります。
ポイント
電源が必要なタイプかチェック
照明機能や受け取り通知機能が付いたものは電源が必要となります。希望するものが電源を必要とするかどうかを確認しましょう。
電源の供給方法には、定期的に電池の交換が必要な「電池式」と配線工事が必要な「100V電源式」があります。
宅配ボックスの費用
Panasonic COMBO ミドル(前入れ前出し)
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設置費用 約109,000円(税込・工事費込み)
固定方法 アンカーボルト
施錠方法 シリンダー錠

LIXIL 宅配ボックスKT スタンダード
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設置費用 約67,000円(税込・工事費込み)
固定方法 アンカーボルト
施錠方法 ダイヤル錠

LIXIL 宅配ボックスKT スタンダード(ポール仕様)
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設置費用 約84,000円(税込・工事費込み)
固定方法 地面に埋めて固定
施錠方法 ダイヤル錠

LIXIL スマート宅配ポスト ファンクション仕様
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設置費用 約226,000円(税込・工事費込み)
固定方法 地面に埋めて固定
施錠方法 タッチパネル錠

Panasonic COMBO ハーフ(前入れ前出し)
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設置費用 約80,000円(税込・工事費込み)
固定方法 壁にねじ止め(壁掛け)
施錠方法 シリンダー錠

Panasonic COMBO ミドル(前入れ前出し)
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設置費用 約90,000円(税込・工事費込み)
固定方法 壁に埋めこんで固定
施錠方法 シリンダー錠

まとめ
いかがでしたでしょうか?
これからの住宅環境において必須となりつつある宅配ボックスですが、さまざまなメーカーから色々な商品が出ています。
ぜひ自分に合った宅配ボックスを見つけてみましょう!
宅配ボックスを選ぶポイント
- 宅配ボックスの種類は、置き型(据置きタイプ)・ポール建て型(独立タイプ)・壁付け型の3種類。
- 荷物のサイズを想定して、受け取りができるサイズの宅配ボックスを選ぶ。
- 宅配ボックスの「固定方法」と「施錠方法」を確認して、防犯性の高いものを選ぶ。
- 荷物を受け取るだけでなく、便利な機能が付いた商品もあるので、ライフスタイルにあったものを選ぶ。
- 宅配ボックスの費用目安は、置き型で約67,000円~、ポール建て型で約84,000円~、壁付け型で約80,000円~。


